
人間には利き手、利き足が存在します。人間の右利き率は90%を優に超えます。自分の日常を振り返れば恐らくどちらか一方の手足を多く使いますよね。当たり前すぎて気が付くことさえないかもしれないこと。
どちらかをずっと使っていれば体に“偏り”が生まれるのは当然。だから、体は歪んでいて必然なのです。
そもそもなぜ利き側が生まれるのか。
1.脳の左右非対称性(構造・神経回路・処理能力)
2.反復行動による習慣化
3.生存戦略としての最適化(道具使用・捕食・回避)
利き側が歪みを生むメカニズムとしては、利き側の使用頻度が増えることで、荷重の乗り方や筋の使われ方などが変わってきます。それに伴い、関節の微小な回旋方向などに影響してきます。これらが“体の誤差”として積み上がり、肩の高さ・骨盤の傾き・体幹のねじれなどの左右の差を生むのです。長時間歪んだ姿勢をとると体の機能が低下し、筋肉が戻る能力を失い、結果的に痛みや不調につながるのです。
そもそもなぜこのようなズレがあっても体は壊れないかというと、人間の身体は左右均等を維持するようには設計されていないからです。そして、誤解している人が多いと思うのですが、体が歪むことで痛みが生じるのはある意味で「正常」なのです。
つまり「利き側」は異常ではなく、偏った負荷に対する適応。
むしろ体のズレは“生きている”証拠なのです。

