運動指導をしながら感じること、、、その一つとして、多くの方が自分の身体を正しく使うことができていません。何より筋肉の運動ではなく、関節の運動をしてしまいます。
当たり前のことですが、身体の中は一つに繋がっています。そしてそれぞれの筋肉にはあるべき柔軟性や力量がある程度決まっていて、それらがバランスよく共存しながら個々の役割をしっかり果たせていることが健康な体には不可欠です。
筋トレブームの今、やり過ぎた、もしくは間違った身体の使い方により身体を痛めてくる患者さんをよくみますが、本人達は根本的な原因に気づいていません。筋トレによって格好良い見た目は手に入るかもしれません(ボディービルダーの方、頑張ってください)し、自己肯定感も高まるので全てが悪いことだとも思いません。しかし、それが高齢期に突入した時にどうなのか?という話になると全く意味が変わってきます。
まずは正しい姿勢を無意識に描けるように体を鍛え、その先に自分の理想とするボディイメージ像を持ちながら運動をしていかなければ身体に必要なスタビリティ(安定性)は生まれないか、もしくは失っていきます。